感染予防対策

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    2021.06.08

    入れ歯の正しい洗浄方法

    入れ歯のお掃除は、「入れ歯洗浄剤を溶かしたお湯に入れるだけで大丈夫!」

    と誤解していらっしゃる方が意外と多いです。

    洗浄剤を溶かした液体に浸けるだけでは、入れ歯のお掃除は充分とは言えません。

    入れ歯にもプラークや歯石はつきますから、物理的にみがくことが必要です。

    液体に浸ける前に、人工歯部分やバネなどの金属、歯茎に当たる部分を磨くようにしましょう。

    その際は、研磨剤入りの歯磨き剤を使用すると

    入れ歯の表面に傷がつく原因になるので控えてください。

    お手入れの仕方は、お使いの入れ歯の種類や材質によって異なりますので、

    ご不明な点がございましたらいつでもお気軽にお声掛けください!

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    2021.04.05

    コロナウイルス感染症と喫煙

    新型コロナウイルス感染症に感染した場合、

    非喫煙者に比べた喫煙者の重症化リスクは1.98倍。

    約2倍の数値になっています。

    死亡リスクも1.79倍と高めです。

    タバコを吸っていると肺が弱って肺の病気が重症化するというのは

    今までずっと言われていたことです。

    そもそも、タバコの煙に含まれる有害物質は

    口からのどや気管を通って肺にいきます。

    有害物質が通った場所は傷つき、からだの防御力が弱くなるので

    喫煙者の方、一日に吸う本数が多い人ほど

    新型コロナウイルスも重症化のリスクが上がると推測されます。

    しかし、以前タバコを吸っていて最近になって禁煙をした場合、

    ニコチンなどによる免疫系への悪影響がなくなり

    1週間以内に免疫系の機能回復が見込めます。

    減煙ではあまり意味はありませんが、禁煙なら今までタバコを吸っていた方でも

    リスクを下げることは充分に可能です。

    新型コロナウイルスが流行っているいまこそ

    「タバコのやめどき」なのかもしれないですね!!!

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    2021.03.23

    うがい薬の感染予防対策

    ごく一般的に売られていて、信頼性の高いうがい薬が「リステリン」です。

    当院でも処置前のうがいの際、患者様に使用していただいております。

    歯科は、むし歯を削る器械や、超音波スケーラーなどによる

    エアロゾルが発生しやすい医療現場です。

    そこで私たちは、「無症状の患者様が来院する可能性がゼロではない」ことを念頭に、

    患者様全員にリステリンによるガラガラうがいを、診療前にしていただくよう声掛けをしています。

    必要な治療を安心して受けて頂ける環境を守るために、

    ガラガラうがいにこれからもご協力お願いします!

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    2021.03.17

    不潔な入れ歯は誤嚥性肺炎のリスク

    「入れ歯のお掃除を毎日していないと肺炎のリスクが高まる」

    この理由はみなさんも想像できるでしょう。

    お口の中の細菌が肺に入って「誤嚥性肺炎」が起きたからと考えられます。

    高齢者の死因で上位に入る「誤嚥性肺炎」

    しかし、入れ歯を使用している方でも毎日毎食後きちんと

    入れ歯を外してお掃除できている方はまだまだ少ないのが現状です。

    入れ歯にも、歯と同じように細菌のかたまり(プラーク)はつきます。

    誤嚥性肺炎は特に75歳以上の方に多く、

    免疫力の低下も影響していると考えられます。

    その危険性を減らすには唾液中の細菌を減らすことが大切!

    となると、毎日の入れ歯のケアが欠かせません。

    入れ歯を使われている方はぜひ毎日お掃除を!

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    2021.03.15

    過度な歯みがきしていませんか?

     

    真面目な方ほど陥りやすいのが、ゴシゴシ磨きの「磨きすぎ」です。

    一生懸命フロスや歯間ブラシを使うあまり、

    歯茎や歯を傷つけている方がいらっしゃいます。

    普通の歯ブラシだけでも、硬いブラシを使い続けると同じように

    お口の中にダメージを受けることになります。

    毎日の歯ブラシは、効率よくできて負担感がなく、

    安全に続けられることが最も重要だと思います。

    私たち歯科衛生士がセルフケア方法をお教えし、

    ご自分ではお掃除が難しい歯周ポケットの中などは

    プロフェッショナルケアでしっかりきれいにしますので、

    お口の健康を守るため、歯科に定期的においでください。

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    2021.02.25

    ウイルス感染から身を守るために。

    寒さも続き、新型コロナウイルス、インフルエンザと

    予防をより徹底しなければならない時期になりましたね。

    「有効性が明らかな自分でできる対策はなんでもする」

    という気構えでウイルスから身を守っていきましょう!!

    重要になるのは、基本に忠実な予防策です。

    ・ウイルスとの接触を最小限にすること

    ・接触したことを想定して洗浄を怠らないこと

    ・防御力を低下させないため、おくちの清潔と体調管理を心がける

    以上のことを意識して行動することで

    ウイルス感染から身を守っていきましょう!!

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    2020.08.03

    ウイルスからの防御 「うがい」の効用

    現在、世界でパンデミックを起こしている「新型コロナウイルス」。この恐ろしいウイルスに対する治療薬、ワクチンが見つかるまでの間、私たちにできることは徹底した防御です。

    では、この未知のウイルスについて、脅威ではありますがインフルエンザウイルスと似たウイルス特有の構造を持つということは、ウイルスから身を守るうえで参考になることは多くあります。

    ウイルスはみな、単独では生きていくことができず、生きた細胞に入り込まないと生きていけず、また、仲間を増やすこともできません。

    体内に侵入したウイルスは喉の粘膜にひっついて、その粘膜の細胞の中に侵入し乗っ取りを開始します。

    しかし、粘膜の細胞もウイルスが付いたらすぐに乗っ取られるわけではありません。細胞表面の粘液が邪魔をするからです。

    このタイミングでガラガラうがいをすることでウイルスの侵入を防ぎ、追い出すことができます。これが家に帰ったらうがいをすぐに行う理由です。

    しかし、この粘液による防御作用が弱くなることがあります。それは、歯周病です。

    普段からの口腔ケアが大切なのは、お口の中だけでなく全身の健康に寄与しているからです。

    うがい ウイルス コロナ 細胞 歯周病

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    2020.08.01

    ウイルス感染症と歯周病・口腔ケアとの関係

    インフルエンザなどのウイルス感染症から身を守る有効な手段として「マスク」「手洗い」「うがい」はよく知られています。

    現在、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるために取られているのが「3密」の回避です。ところで、これらに加えてもう一つ、ウイルスに対する防御力をあげる方法として注目されていることが「口腔ケア」です。

    100年ほど前に起きたスペイン風邪のパンデミック下での調査では、お口の健康とウイルス感染症の関連性が疑われ、調査が行われていました。その調査によると、歯周病に罹患している人、歯周病に罹患していない人、それぞれのスペイン風邪への罹患率に約2倍の差があったとされています。

    当時はもちろん、なぜこのような違いが出たかはわかっていませんでしたが、現在では歯周病菌と細胞性免疫、ウイルス感染症との関係性が分かってきています。

    お口の中を綺麗にして、体の防御力をあげていくことが大変重要ですね。

     

     

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    2020.07.27

    歯医者での感染予防対策 口腔外バキュームとエアロゾル

    エアロゾル」という言葉を聞いたことがありますか。
    新型コロナウイルスの感染が日本で話題になった頃から、
    感染経路の1つの可能性として「エアロゾル感染」という言葉がニュースなどでもよく使われるようになりましたね。

     

    エアロゾルとは、歯科医療現場でいうと、唾液・血液・分泌物・切削片・歯磨剤・回転器具の冷却水などを含む霧状の汚染水のことです。
    会話やくしゃみなどで飛ぶ唾液やしぶきは「飛沫」といいますが、これよりも粒子が小さいものを指します。

    飛沫は水分の重みで落下しますが、エアロゾルは軽いのでしばらく空気中を漂うという特徴があります。
    新型コロナウイルス感染を防ぐために歯科で注意が必要なのが、このエアロゾルを介した感染です。

     

    歯科治療にハイスピードタービンなどを使うと、飛沫やエアロゾルは半径2mほどの範囲に飛び散ります。
    そうすると、エアロゾルに含まれる病原体も空気中に浮遊し、結果として診療室全体が汚染されることになります。
    それが診療室にいる人たちの皮膚・粘膜・呼吸器官・傷口などから体内に侵入すると、感染が発生してしまうというわけです。

     

    歯科の診療室では、空気のコントロールがとても重要になります。
    換気をよくすることはもちろん、診療中にこのエアロゾルを飛散させないようにすることが大事です。

     

    そこで効果的なのが、「口腔外バキューム」。
    治療中に吸引口を患者様の口元に近づけ、エアロゾルを効率よく吸い取る機器です。

    これにより、患者様を含めた診療室にいる人たちがエアロゾルを体内に取り込んでしまうことを防ぐことができます。
    また、エアロゾルが飛散することを防いでくれるので、汚染範囲を縮小でき、診療室の空気を清潔に保つことができるのです。

    口腔外バキュームは診療している周囲だけでなく、診療室内の「換気」の役割・機能を備えているため、診療室全体の空気のクリーン化にも一役買っています。

    少しでも皆様が安心して受診できるようこれからも努めてまいります。

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    2020.05.20

    定期受診の重要性

    先日、熊日新聞に掲載された熊本県歯科医師会から案内です。

    お口を健康に保つことが全身の健康につながり、様々な疾患の重症化を予防します。お口の中を清潔にすることは、食事をおいしくとれるということの他、お口の中の細菌数を減らし、肺炎等の全身疾患のリスク軽減につながります。

    自動車の法廷点検・車検は事故が起こる前に検査・整備をしておくという意味合いがあり、お口の健康についても同じです。

    何かしらの症状が出たときには、虫歯・歯周病がある程度進行した状態なので、治療に際し歯や歯茎への負担が大きくなるばかりか、治療期間もその分長くかかってきます。

    これまでしっかり定期健診を受けられていた方も、これから定期健診を受けようとされている方も、安心して受診できる環境を整えています。

    すてきな健康生活を始めてみませんか?

    定期健診

    http://www.kuma8020.com/pdf/coronavirus-10.pdf