感染予防対策

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    2020.05.19

    当院における今後の感染症対策の指針

    平素よりすけひろ歯科・kidsデンタルクリニックへご来院いただき誠にありがとうございます。コロナウイルス感染症で影響を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。

     

    新型コロナウイルスに関して、先日報道がありました通り、地域ごとに制限が解除され少しずつではありますが、これまでの日常が戻りつつあります。

     

    ただし、全国的に見た場合に感染者が0、新規感染者が0ではないという事態も注視していかなければならない点ではあります。そのため、常時感染症に対して、私たち従事者と患者様の双方にリスクがあることを念頭に診療にあたる必要があります。

     

    つきましては、全国の状況をみながら当面の間はスタッフのマスク着用等の現在の予防対策を引き続き行っていきます。

     

    状況の変化により、変更をしていく点もありますが、待合室の消毒液の設置、消毒の徹底などは今後も継続していきます。

     

    • 今後の感染対策の方針(予定)
    • 待合室・診療室の消毒
    • 患者様用の消毒液の設置
    • 個々の器具の滅菌
    • 待合室・診療室の換気
    • スタッフの健康管理
    • 口腔外バキューム・フェイスシールドによる術者の感染予防
    • 紙コップ・エプロンなどのディスポーザブル化(使い捨て)
    • イソジンによる術前のうがい
    • 消毒の見える化
    • スタッフ間での知識の共有、院内講習会の実施

    など。

     

    待合室の雑誌、キッズスペースのおもちゃなどは状況に応じて再設置していく予定です。

    皆さまにはご不便お掛けする点があるかと思いますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

     

     

     

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    2020.05.12

    口腔外バキュームによる飛沫粉塵の吸引

    歯科における飛沫の拡散防止には、バキュームと呼ばれる吸引機器があります。バキュームには、お口の中に入れる口腔内バキューム、お口の外に設置する口腔外バキュームがあります。

     

    今回は、この口腔内バキュームだけで吸引した場合、口腔内バキュームと口腔外バキュームを併用した場合の飛沫の拡散の違いについて知っていただきたいと思います。

     

    まず、口腔内バキュームのみを使用した場合、口腔内から飛び出る粒子(水分、感染物)は上方に行き、その後花火のように周囲へ拡散していきます。

     

    口腔内バキュームに口腔外バキュームを併用した場合、口腔内から飛び出す粒子は口腔外バキュームへ吸われていきますので、周りへ拡散するリスクは大幅に減少させることができます。

     

    では実際にどのくらいの飛沫の拡散ができるかというと、口腔外バキュームを併用することで飛沫粉塵の捕集率が口腔内バキューム単独時に比較して40~60%向上することが分かっています。

     

    また、飛沫粉塵の中にある細菌数(最近のコロニー数)も口腔外バキュームを併用した場合において少なくできることが報告されています。

     

    また、患者様の口腔内周囲の飛沫吸引だけでなく診療室内の一定範囲内の吸引も行っているため診療室内の換気にも一役買っています。

     

    このほかにも様々な対策をしていますので、安心して受診していただける一助になればと思います。

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    2020.05.01

    うがい薬を変更しました

    昨日4月30日より、診療前のうがい薬をクロルヘキシジン含有のものからイソジンへ変更しています。

     

    変更の目的としましては、これまでのクロルヘキシジンでは新型コロナウイルスに似た構造を持つSARSや新型インフルエンザウイルスに対して不活性化の効果が認められないためです。

     

    一方、うがい用のイソジンは60秒間うがいをすることで、SARSや新型インフルエンザウイルスを約99%不活性化させることが分かっています。

     

    ただし、甲状腺機能に不安のある方、ヨードアレルギーの方には使用することができませんので事前に申し出をお願い致します。

     

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    2020.04.30

    感染症対策のための問診票

    感染症予防対策として、毎回受診前に問診票の記入をお願いすることといたしました。

     

    簡単なアンケート形式のものになります。

     

    受診された皆様の健康を守るための対策です。お手数ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

    感染予防 問診票

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    2020.04.25

    術者の感染予防

    皆様におかれましても、コロナ騒動で大変な時期をお過ごしのことと思います。そのような中、少しでも歯科についての情報発信ができれば幸いです。

     

    さて、感染には様々な感染ルートが考えられます。一つは待合室で起こる患者様同士の飛沫感染、術者を介しての患者様から違う患者様への感染。

     

    待合室での感染に対して、窓を開けての換気、換気扇での換気、手で触るところの消毒などを行っています。

     

    院内では術者が媒体となって患者様へ感染を広げる可能性があります。私たちはそのことを十分に理解して診療にあたっています。

     

    対策の一部として、

    • 患者様へ使用する器具の滅菌の徹底(使いまわしをしない)
    • 手洗いうがいの徹底
    • 各患者様へのコップなどは使い捨てのものを使用
    • 私生活での外出を必要最小限にする
    • 毎日の検温・体調の報告
    • 口腔外バキュームによる飛沫拡散防止
    • フェイスガードによる術者への飛沫の付着防止

     

    私たち自身が感染しないことが、歯科医院での一番の感染リスク低減だと考え診療にあたっています。

    皆さまが安心して受診していただける環境づくり目指して。そして、一日も早い新型コロナウイルス感染の収束を願っております。

     

     

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    2020.04.21

    待合室での換気・飛沫防止対策

    待合室での感染対策として、

    • 窓をあけての換気
    • 換気扇による換気
    • 雑誌類、キッズスペースのおもちゃの撤去
    • 受付の飛沫防止シートの設置

    を行っています。

     

    また、できるだけ待合室が混みあわないように、予約時間を調整させていただいています。予約時間・処置時間がずれてしまうと他の患者様へ待合が混みあったり他の患者様同士の接触機会が増えてしまいますのでどうか予約時間の厳守をお願い致します。

     

    急患様の対応につきましても、一度お電話で込み具合を確認していただくか、webにて空き状況を確認されてからの来院をお願いしております。

     

    皆さまにはご不便お掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

    感染予防対策

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    2020.04.18

    口腔外バキュームとエアロゾル

    最近飛沫感染という言葉を耳にすることが多いと思いますが、歯科で注意が必要なのがエアロゾルを介した飛沫感染です。

    エアロゾルとは、唾液、血液、分泌物、切削片、歯磨剤、回転器具の冷却水などを含む霧状の汚染水です。

    ハイスピードタービンなどを使うと半径2mまで飛び散ります。そのため、病原体が空気中に飛散し、結果として診療室全体を汚染します。空気中に飛散した病原体は、人々の皮膚、粘膜、呼吸器官、傷口を通じて感染を生じさせます。

    歯科診療室ではこの空気のコントロールが非常に重要になります。

    換気を良くすることはもちろんですが、診療中にこのエアロゾルが拡散しないように吸引し続けることが大事になります。

    そこで効果を発揮するのが口腔外バキュームです。口腔外バキュームは、エアロゾルを効率よく吸入して、患者様や術者がエアロゾルを吸入することを防ぐことができます。また、治療に伴う粉塵やエアロゾルの飛散を防止するために有効であり、汚染範囲も縮小できるのも特徴です。

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    2020.04.13

    院内の感染予防対策

    平素はすけひろ歯科・kidsデンタルクリニックにご来院いただき誠にありがとうございます。またこれから来院される患者様につきましてもHPをご覧いただきありがとうございます。

    当院では、新型コロナウイルスへの対策として以下のことを行っております。

     

    • スタッフにはマスク着用のままいるよう指示を出しています。

    通常時であれば、マスクを外し対応したいところではありますが、飛沫のリスクを抑えるためにスタッフにはマスク着用を指示しています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

     

    • 常時室内換気を行っています。

    診療室及び待合室では換気扇による換気を行っています。加えて定期的に窓を開け外気との入れ替えを行っております。

    感染予防 換気

    • 口腔外バキュームによる粉塵、飛沫の吸引に努めています。

    当院では診療用チェアに口腔外バキュームと呼ばれる、診療している領域に限局して飛沫を吸い込むための装置を設置しています。他の患者様との間には、仕切りがありますが、さらに口腔外バキュームを使用することで、患者様同士、患者様とスタッフ間での飛沫感染抑制につなげています。

    口腔外バキューム

    • 診療室内はもとより待合室のドアノブなど手で触る部分のエタノール消毒を行っています。

    診療毎に消毒用エタノールにて診療スペースの消毒を行っています。また、待合室等のドアノブなどを定期的に消毒しています。

    消毒

    また、来院される患者様へのお願いです。

     

    • 来院時の手指用のエタノール消毒をお願いします。

    待合室に患者様用の手指消毒用エタノールを設置しています。

    手指用 消毒用エタノール

    • 体温が37.5度以上ある場合には治療を延期するようお願いします。

    高熱がある場合には、まず専門の外来機関の受診、高熱が続いている場合には厚生労働省もしくは各自治体の保健所等の案内を確認しそれに従って行動するようにお願いいたします。

     

    • 2週間以内に海外渡航歴のある方につきましてもご来院を自粛していただくようお願いします。

    報道されているような諸般の事情を踏まえまして、ウイルスの潜伏期間である2週間以内に海外渡航歴のある方の受診は控えていただくようご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

     

    最後に、歯科診療における感染のリスクについてです。

    歯科診療では患者様毎にグローブ(手袋)、滅菌器具を使用しており、術者は必ず飛沫防止の観点からマスクを着用しています。このことより感染機会・リスクは軽減されています。

     

    少し長くなりましたが、皆様が安心して受診いただけるための対策です。どうかご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
    ご不明な点などございましたら、お電話にてお尋ねください。

    一日でも早く、平穏な生活が戻ることをスタッフ一同心から願っております。