2021.06.21
甘いものは「量」より「食べ方」
甘いものを控えているはずなのに、むし歯になってしまう。
それは「食べ方」に問題があるかもしれません。
飲食後お口の中では、細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出します。
その後時間が経つことで、唾液の作用で歯の表面にミネラル成分が戻っていきます。
歯を溶かす時間が戻す時間を上回る状態が続くと、むし歯のリスクが高くなります。
つまり、甘い物の「量」以上に、食べる「頻度や時間」が問題となってきます。
飴やドリンクなども、糖分が多く含まれているものだとむし歯の原因になります。
野菜ジュースやスポーツドリンクなど、ヘルシーなイメージの飲み物でも
意外と砂糖は含まれているので注意しましょう。
2021.06.08
入れ歯の正しい洗浄方法
入れ歯のお掃除は、「入れ歯洗浄剤を溶かしたお湯に入れるだけで大丈夫!」
と誤解していらっしゃる方が意外と多いです。
洗浄剤を溶かした液体に浸けるだけでは、入れ歯のお掃除は充分とは言えません。
入れ歯にもプラークや歯石はつきますから、物理的にみがくことが必要です。
液体に浸ける前に、人工歯部分やバネなどの金属、歯茎に当たる部分を磨くようにしましょう。
その際は、研磨剤入りの歯磨き剤を使用すると
入れ歯の表面に傷がつく原因になるので控えてください。
お手入れの仕方は、お使いの入れ歯の種類や材質によって異なりますので、
ご不明な点がございましたらいつでもお気軽にお声掛けください!
2021.06.01
マウスウォッシュについて
歯周病が気になる方は、殺菌成分の配合されたマウスウォッシュ(洗口剤)を
使われる方が多いです。
それ自体はとても素晴らしいことなのですが、なかには洗口液の効果を過信して
歯みがきがおざなりになってしまう方もいらっしゃいます。
歯周病は、歯茎の堺あたりに付着した細菌の塊(プラーク)によって起こります。
バイオフィルムは台所のぬめりのようなもので、
水圧を当てたくらいでははがれません。
洗口剤の効果を引き出すには、まず歯ブラシで物理的に
バイオフィルムを破壊しなければなりません。
洗口液はあくまで歯みがきの効果を補う、
補助的なものとしてお考えください。
2021.05.19
歯石とりの頻度
歯石は、細菌の塊であるプラーク(歯垢)に
唾液に含まれるリンやカルシウムがくっついて石灰化したものです。
歯ブラシが当たりにくく唾液が多く流れるところに付着しやすいです。
歯石は長い年月沈着するほどかたく歯に結合しますので、
取り除いた時のしみる症状も増します。
歯茎の中に長期間付着した歯石を取る際は、麻酔をして
処置することもあります。
歯石は専門家の手で定期的に清掃してもらえば硬くこびりつかずに済み、
除去後にしみる症状もおきにくくなります。
3か月に一回、少なくとも半年に一回は歯科に通うようにすれば
除去後にしみることは少なくなっていくでしょう。
2021.05.11
おこさまの歯並び
乳歯列が生えそろった状態で歯が横並びにぎゅうぎゅうに生えていると、
永久歯が生えそろったときに歯が重なって生えたり、違う所から生えてきたりと
歯並びが悪くなる可能性があります。
歯並びが悪くなる原因は決して遺伝ではなく、口呼吸や姿勢、
頬杖をついたりなど、普段からの癖が原因で起こってしまいます。
歯並びが悪くなると見た目だけでなく、
むし歯や歯周病のリスクまで高くなります。
もし矯正をお考えの方は、小学生になったくらいの6~7歳頃に
矯正治療を始める方が、骨が柔らかいため治療期間が短く済みます。
2021.05.07
見えない磨き残し
当院では、クリーニングや治療で来院された患者様に
定期的に口腔内を染色液で染め出しして、磨き残しのチェックをさせて頂いております。
普段は見えない磨き残しに色を付けて一緒に確認してもらうことで
どこが磨けていないか、磨き方に間違った癖がついていないかを
見直すことができます。
ブリッジや入れ歯が入っている方、親知らずが生えている方、歯並びが悪い方などは
普通の歯ブラシだけでは清掃効果が不十分なことがほとんどです。
患者様のお口に合ったケア方法、ケアグッズを紹介させていただきたいので、
ぜひ当院にご来院ください^^
2021.04.21
歯周病のリスクファクター
歯周病とは、歯を支えている周りの組織の病気です。
むし歯とは違いほとんど痛みがなく、気づかない間に進行します。
そのリスクファクターは喫煙や咬合性外傷、全身疾患やストレスなど様々です。
歯肉の腫れ、口臭、歯茎からの出血にはじまり、
歯の動揺、排膿、歯肉退縮など気づくのが遅いと最悪、歯を残すのが
難しくなってくる場合もあります。
また、歯周病菌がつくる毒素が血管から体内に侵入すると
脳卒中、心臓病、糖尿病の悪化など全身疾患にまで影響を及ぼします。
ゆっくり進行する歯周病。自分では気づきにくいからこそ
しっかり歯科医院で検査して現状を知るきっかけを作りましょう!!
2021.04.19
歯を失った方へ
むし歯や歯周病が進行してやむなく抜歯をした歯、
そのままにしていませんか?
特に困ることはないし、他のところで噛めるから~とそのままにしていると
隣の歯が傾いてきたり、噛み合わせの歯が伸びてきたり、
他の健康な歯に負担がかかったりと、
実は様々な悪影響を及ぼします。
抜いた歯はそのままにしておくのではなく、
なにか”欠損補綴”を入れる必要があります。
方法としては①入れ歯②インプラント③ブリッジ です。
お口の中の状況によって、患者様に最適な治療法はなにか
提案させていただきたいので心当たりのある方は
是非一度当院で診せてください。
2021.04.14
歯ぎしり、食いしばりによるお口への影響
普段集中しているときや、寝ているときに
無意識にしてしまっている”歯ぎしり”や”食いしばり”
実は歯や顎への負担はとても大きいんです。
長期間にわたって歯ぎしり、食いしばりを行った場合
歯の摩耗、咬耗、知覚過敏、顎関節症などが誘発されます。
進行して歯に亀裂が入ると、神経からの感染リスクから守るため
かぶせ物の処置まで必要になります。
せっかくむし歯、歯周病に気を付けて毎日ケアしていても
歯ぎしりなどで大切な歯が削れてしまっては意味がありません。
自分では気づきにくいですが、私たちに見せて頂いたら現状をお伝えし、
予防策を提案させていただきます。
顎の疲れなど感じ始めたら、是非一度見せてください!^^
2021.04.07
すっぱいものを食べた後
黒酢やグレープフルーツなどすっぱいものを飲食した後、
歯の表面が酸で一時的に柔らかくなります。
この状態での歯みがきを毎日していると、やがて歯が摩耗症になり
知覚過敏などの原因になってしまいます。
歯へのダメージを避けるには、酸性度の高い物を摂った後は30分ほど置いて
唾液が酸を中和するのを待ってから歯みがきしましょう。
一緒に他の食品も食べて、お口の中を強い酸性度にしないという方法もあります。
ちなみに、高い酸性度の食品を摂っていないなら
食後すぐに歯みがきをしても問題ありません。