2021.03.23
うがい薬の感染予防対策
ごく一般的に売られていて、信頼性の高いうがい薬が「リステリン」です。
当院でも処置前のうがいの際、患者様に使用していただいております。
歯科は、むし歯を削る器械や、超音波スケーラーなどによる
エアロゾルが発生しやすい医療現場です。
そこで私たちは、「無症状の患者様が来院する可能性がゼロではない」ことを念頭に、
患者様全員にリステリンによるガラガラうがいを、診療前にしていただくよう声掛けをしています。
必要な治療を安心して受けて頂ける環境を守るために、
ガラガラうがいにこれからもご協力お願いします!
2021.03.18
生えたての歯を守るために
小学校高学年ごろに生えてくる12歳臼歯は、
6歳臼歯と同じようにとてもむし歯になりやすい歯です。
理由として、生えたての歯はまだまだ歯質が未成熟なのと、
奥歯なので生えていることに気づきにくかったり、磨きにくかったりと様々です。
12歳臼歯をむし歯にさせないためには、まず「生え始めを察知する」ことが重要です。
しかし親御さんがしっかり観察したりお子さん本人が意識するのは
なかなか難しいので、定期健診を継続するのが確実だと言えます。
それに加えてお家でのフッ素洗口、フッ素塗布を行うことで
12歳臼歯をむし歯から守っていきましょう!!
2021.03.17
不潔な入れ歯は誤嚥性肺炎のリスク
「入れ歯のお掃除を毎日していないと肺炎のリスクが高まる」
この理由はみなさんも想像できるでしょう。
お口の中の細菌が肺に入って「誤嚥性肺炎」が起きたからと考えられます。
高齢者の死因で上位に入る「誤嚥性肺炎」
しかし、入れ歯を使用している方でも毎日毎食後きちんと
入れ歯を外してお掃除できている方はまだまだ少ないのが現状です。
入れ歯にも、歯と同じように細菌のかたまり(プラーク)はつきます。
誤嚥性肺炎は特に75歳以上の方に多く、
免疫力の低下も影響していると考えられます。
その危険性を減らすには唾液中の細菌を減らすことが大切!
となると、毎日の入れ歯のケアが欠かせません。
入れ歯を使われている方はぜひ毎日お掃除を!
2021.03.15
過度な歯みがきしていませんか?
真面目な方ほど陥りやすいのが、ゴシゴシ磨きの「磨きすぎ」です。
一生懸命フロスや歯間ブラシを使うあまり、
歯茎や歯を傷つけている方がいらっしゃいます。
普通の歯ブラシだけでも、硬いブラシを使い続けると同じように
お口の中にダメージを受けることになります。
毎日の歯ブラシは、効率よくできて負担感がなく、
安全に続けられることが最も重要だと思います。
私たち歯科衛生士がセルフケア方法をお教えし、
ご自分ではお掃除が難しい歯周ポケットの中などは
プロフェッショナルケアでしっかりきれいにしますので、
お口の健康を守るため、歯科に定期的においでください。
2021.03.09
酸蝕症で歯はどうなる?
飲食物の酸などにより歯が溶ける現象を
「酸蝕症」といいます。
スポーツドリンクや酢、炭酸飲料やワインなど
酸性度の高い飲食物を長期間摂取しているかたに見られます。
酸蝕症も脱灰の一種ですが、細菌による溶け方とは違って、
内部から溶けるのではなく、表面からそのまま溶けていきます。
お口の中は常に脱灰と再石灰化を繰り返しているので、
脱灰した状態が長く続かないように、間食回数を減らしたり、
ダラダラ食い、酸性度の高い飲食物は控えるなど
日々の食生活の中で注意できることは意識して
行っていきましょう。
2021.03.08
お子様の食べる機能
お子様の食習慣にお悩みの方って意外と多いのではないでしょうか?
好き嫌いが多かったり、
食事に時間がかかったり、
良く噛まず丸飲みをしたりなど、、、
しかしそれは、噛む機能だったり、お口の環境、食事の環境など
要因は様々です。
ですがそのままにしていると、気づかないうちに
歯並びが悪くなっていたりお口がポカンと開いていたり
むし歯になっていたりと様々な悪循環を引き起こします。
もしお子様のお食事についてお悩みの方がいらっしゃいましたら
スタッフにお気軽にご相談ください!!
2021.02.25
ウイルス感染から身を守るために。
寒さも続き、新型コロナウイルス、インフルエンザと
予防をより徹底しなければならない時期になりましたね。
「有効性が明らかな自分でできる対策はなんでもする」
という気構えでウイルスから身を守っていきましょう!!
重要になるのは、基本に忠実な予防策です。
・ウイルスとの接触を最小限にすること
・接触したことを想定して洗浄を怠らないこと
・防御力を低下させないため、おくちの清潔と体調管理を心がける
以上のことを意識して行動することで
ウイルス感染から身を守っていきましょう!!
2021.02.18
歯の神経治療って?②
神経治療の成功率をあげるためにお願いしたいことが何点かあります。
①強い痛みが出たらすぐに受診を!
痛みには波がありますが、早めの受診が大事です。
②仮詰め、仮歯の状態で中断はしないように!
仮歯はあくまで応急処置です。そのままにしていると材料の劣化による再感染の可能性
が高まります。
③治療した歯に無理はさせないで!
神経治療が終わった歯は、神経のある歯より構造的に弱くなります。
硬い物を噛みちぎったりなどは控えましょう。
以上のことを意識していただくことで治療の成功率は高くなります。
神経治療は回数がかかる分気持ちも滅入りますが、
いっしょに頑張っていきましょう!!
2021.02.16
歯の神経治療って?①
むし歯の進行により露わになった神経は、いわゆる「感染状態」です。
細菌を取り除くには、「感染部分」を除去しなければなりません。
神経治療は炎症の大きさにもよりますが、ほとんどの場合何回か来院していただき
繰り返し洗浄と消毒を行っていきます。
来院のペースが開いてしまうと、仮詰めが劣化したり、細菌がまた根管の中に入ったりと、
今までの治療が台無しになってしまいます。
次の受診(たいてい1週間後)には、必ずご来院ください。
2021.02.12
歯の痛みは神経のヘルプサイン
むし歯が進行して神経の部屋まで達した場合、強い痛みが発生します。
そして神経が完全に死んでしまうと痛みはなくなります。
痛みがなくなったからといってそのままにしていると、今度は歯の根っこ
の方で炎症が起きて、違う痛みに悩まされることになります。
むし歯のこれ以上の悪化を防ぎ、痛みをなくすには、根管(神経が集まっている管)のなかから
細菌を取り除かなくてはなりません。