治療がまだ難しい年齢の場合、積極的な虫歯治療が困難な部位に対して用いられるのが「むし歯の進行抑制剤」です。

成分はフッ化ジアンミン銀で、その主成分は「銀」と「フッ素」です。

大きな特徴として、銀による殺菌抗菌作用、歯磨き粉や歯科でのフッ素塗布剤のフッ素濃度よりも高いフッ素濃度を有しており、細菌の繁殖抑制と歯の再石灰化(修復作用)に優れます。

これが、むし歯の進行抑制効果が高い理由です。次回はむし歯進行抑制剤を用いた後の管理についてお話していきます。