小児矯正

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    2020.05.11

    矯正治療前の習癖改善

    歯並びの乱れる原因として、お口の周りの様々な習癖が関与していることが分かっています。

    顎顔面の筋肉が正しく機能することで、顎顔面の筋肉は正しく成長・発達をすることができます。

    とくに影響が大きのが「お口がポカン」とあいていること。原因は鼻呼吸が困難で口呼吸をしているためです。

    鼻炎や鼻づまりの症状によっては耳鼻咽喉科での改善が必要になります。鼻の機能に大きな問題がなければ、口呼吸から鼻呼吸へのトレーニングを行うことで様々な改善が図れます。

    改善されることの一例として、

    • 正しい顎の成長発育を獲得できる
    • それによって、歯並びが改善されることがある
    • 矯正治療が必要になった場合、治療がスムーズになる
    • 鼻呼吸による全身の免疫機能の向上

    などがあげられます。

    治療は口呼吸改善用のマウスピースを用いて行います。使用上注意事項はありますが、幼児期の比較的弱年齢者でも使用が可能です。

    ご不明な点がありましたらご相談ください。

     

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    2020.02.14

    歯並びのためのお口のトレーニング④

    舌の位置が悪いと歯並びにいろいろ影響するかもしれません。では舌の位置を正しい位置にするにはどのようにすればよいのでしょう?

    それは、舌をはじめとしたお口の周りの筋肉のバランスを改善するトレーニングが有効です。

    普段はしないお口の動き方をするので、最初は大変かもしれませんが毎日継続することで効果が出てきます。

    舌のトレーニング

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    2020.02.13

    歯並びのためのお口のトレーニング③

    舌には収まるべきポジションがあります。歯に加わる力のバランス、ひいては歯並びを乱す原因となりやすいのが舌です。

    舌の位置

    リラックス時に舌が上あごの天井についているのが理想です。対して舌が下に下がって前歯にもたれかかっていたり、歯を押す癖があると常に歯にジワリと力がかかります。これが歯並びに悪影響を与えます。

    舌が歯にもたれかかって力をかけている場合、舌に押されて歯が前に出てきます。上の歯が前に出れば出っ歯に、舌の歯が前に出れば受け口になります。

    さらに舌の力が顎の成長まで影響すると、奥歯を噛み合わせていても前歯が開いてしまう開口になりやすくなります。

    原因には、舌を持ち上げる筋肉が弱かったり、舌を歯にあてる癖がついていることが考えられます。

    こうした舌の癖は矯正治療の妨げにもなり、治療が終わって装置を外した後に後戻りを起こす原因になります。

     

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    2020.02.12

    歯並びのためのお口のトレーニング②

    お子様について、以前はそれほどでもなかったのに最近前歯が出てきたような気がして・・・

    このようなことはありませんか?

    それはもしかしたら舌や唇に癖があって、歯に余計な力がかかっている可能性があります。

    舌の動きに独特な癖があったり、お口がポカンと開いていることはありませんか?

    歯の位置や傾きは舌と唇の力のバランスに強く影響されます。

    舌や唇の癖があると歯を並べる力のバランスが崩れるだけでなく、顎やお口全体の発育にも影響を与えます。

    そのような癖を改善し、健康な歯並びと顔貌を手に入れるのに効果を発揮するのが「お口のトレーニング」です。

    次回は舌についてのお話です。

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    2020.02.08

    歯並びのためのお口のトレーニング①

    歯並びは、実は歯のみで決まるのではなく、周りにある舌や唇の力に影響されます。

    例えば、歯の生えかわり時期のお子様の場合、舌の位置が悪くていつも歯に圧がかかっていると、歯は前へ前へと押し出されていきます。

    また大人でも、矯正治療を始めたときに下からの圧が強いままだと矯正治療がスムーズに進まなかったり後戻りしてしまいます。

    舌の位置を治し舌や唇からの力のバランスを改善するにはお口のトレーニングが必要です。数回にわたりこのトレーニングについてご説明していきます。

     

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    2020.02.07

    先欠

    もともと歯が少ない場合のことを先欠といいます。先欠が多くみられるのは永久歯では前から2番目の歯である側切歯、5番目の第二小臼歯、親知らずである第三大臼歯です。

    これらは遠心退化論と呼ばれる法則で、前歯、小臼歯、大臼歯で分類した場合後方の歯が退化して欠損していることが多いというものです。

    歯が少ない場合には、後ろの歯がそのスペースを利用して隙間を埋めてきれいに歯が並べば問題はありませんが、スペースが残るようなことがあればその場所をどうするかを考えなくてはなりません。

    例えば成人してインプラントを入れるなどの対応です。

    小児期には成人してからの歯並びの予測が可能になるので、将来に向けてどう向き合えばいいのか計画を立てておくことは非常に重要なことになります。

     

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    2020.01.23

    マイオバレースの講習会に参加しました

    こんにちは、副院長の助廣紗智です。

    今日、博多で開催されたマイオブレース治療の講習会に参加してきました!

    マイオブレース治療とは、成長期のお子様向けの矯正治療です。口呼吸や舌癖など歯並びが悪くなった原因にアプローチし、悪習癖を改善しながらマウスピースを併用して歯並びを整えていく治療法です。

    写真は、口輪筋や舌筋を鍛えるためのトレーニング装置です。お口ポカンがなかなか治らなくてお悩みの方は、マイオブレース治療と併用してのご使用をオススメします!

     

     

     

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    2020.01.07

    マイオブレース矯正の特徴

    矯正治療と聞くとワイヤーを用いたブラケット矯正をイメージされる方が多いかと思います。

    最近では、このブラケット矯正以外にマウスピースを用いた矯正も主流になってきています。

    今回はこのマウスピースを用いた矯正の特徴についてすこし詳しく説明をしていきます。

    まず、矯正治療の原理をお話しする前に、なぜ歯並びが乱れてしまうのかについてお話をします。歯の大きさは個人差があってもそれほど大きい・小さいの差はないので、歯が大きすぎるからガタガタするということはほとんどありません。それに対して、歯が並ぶ顎の骨は、成長発育の状況により大きさに個人差が出てきます。

    そのため歯並びがガタガタする原因は顎の成長発育に起因しているといえます。

    そこで、小児期の矯正治療において大事になってくるのが、顎を正しく成長させながら歯を綺麗に整えることです。

    ではなぜ顎の成長発育には個人差があるのでしょう?それは、正しい顎の成長には正常な筋の働きが不可欠になります。そこには日常の習癖が大きくかかわっています。

    マイオブレース矯正では、この顎の成長を阻害する習癖を改善させるためのプログラムが組まれています。プログラムが進んで習癖が改善されると、顎は正しく成長し、ガタガタしている部分がきれいにほどけてきます。

    基本的には、矯正治療が終了した際には、顔の筋肉が正しい働きをするため歯並びが後戻りすることはほとんどありません。

    ご不明な点がありましたらご相談ください。

    マイオブレース矯正 小児矯正

     

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    2019.12.17

    予防矯正

    こんにちは、院長の助廣です。

    皆さまは予防矯正という言葉を聞いたことがありますか?従来の矯正治療は歯並びが悪くなってから行うのに対して、予防矯正では、歯並びが乱れることを事前に予測して、歯並びが悪くならないように「予防」する矯正治療です。

    乳歯の段階から、下の前歯がびっちり並んでいる場合、後から生えてくる大人の歯が入る隙間がなくなってしまいます。

    そうなると、大人の歯は隙間を探しながら生えてくるため、斜めに生えたり、曲がって生えてきたりするため、ガタガタになってしまいます。

    前歯の生えかわる6~8歳頃がベストな開始時期です。

    気になる方はご相談ください。

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    2019.12.10

    永久歯の生え方

    こんにちは、院長の助廣です。

    生えかわりの時期になると、歯がグラグラしてくるのと同時にしたの前歯の裏側から永久歯が生えてくることがあります。

    下の前歯が裏側から生えるのは正常で、生えてきた後に舌の力により少しずつ前へ押し出されていきます。

    上の前歯は乳歯の真下にあるため乳歯が抜けた後に頭が出てきます。

    永久歯は乳歯がグラグラする前から生えてくる場所が決まっているため、幅が狭い等の問題がある場合には早めの予防矯正が必要になります。

     

     

    熊本市東区長嶺南1‐6‐5

    すけひろ歯科・kidsデンタルクリニック

    院長 助廣 都祈