予防歯科

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    2019.12.06

    キシリトール(代替甘味料)と虫歯

    こんにちは、院長の助廣です。

    どうして甘いものを食べると虫歯になるかご存じですか?実はお口の中にいる虫歯菌はお口の中に入ってきた食物の中の糖分をエサにして、歯を溶かす成分である酸を作り出します。

    お口の中が酸性状態になると、歯は溶けやすい状態になってしまい、長時間この状態が続くと歯は虫歯になってしまいます。

    キシリトールなどの代替甘味料の場合、虫歯菌は代替甘味料を摂取して酸に作り替えることができないため、虫歯にならないとされています。

    また、ガムの中には歯を再石灰化(歯を強く)させる成分が入っているものもあります。

    ガムを噛んで虫歯予防を始めてみませんか!

     

    熊本市東区長嶺南1‐6‐5

    すけひろ歯科・kidsデンタルクリニック

    院長 助廣 都祈

     

     

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    2019.12.05

    親の虫歯リスクと子どもの虫歯リスク

    こんにちは、院長の助廣です。

    突然ですが、親から子へ虫歯は遺伝すると思いますか?

    答えは、Noです。ただし、親の虫歯のリスクが高いと子どもの虫歯のリスクも高くなる傾向はあります。

    理由は様々あります。一つ目に、親が自身のお口の状態に関心がないと、正しい食生活や家庭でのセルフケア(仕上げ磨きなど)が行き届きにくくなります。

    二つ目に、例えば親の食べかけのものを子どもが食べてしまうと、そこで子どもは親から虫歯菌を受け取ってしまいます。

    つまり、正しい予防知識を持ち、実践することが虫歯予防の近道なのです。

    また、兄弟が多いケースでは、一般的に下の子どもの方が虫歯になるリスクは高いといわれています。それは、上の子の食べているものを欲しがったりするため、甘い物など虫歯リスクの高いものを食べ始める時期が早いこと。上の子の時よりも目が行き届きにくいことなどがあげられます。

    家族みんなで予防に取り組むことで、虫歯は予防できます!

    私たちは家族で虫歯予防に取り組む皆さまのささやかなお手伝いができればと思います!

     

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    院長 助廣 都祈

     

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    2019.12.05

    乳歯治療の大切さ

    こんにちは、院長の助廣です。

    6歳頃になると乳歯は永久歯へと生えかわります。そのため、乳歯だから、生えかわるからとなってしまうのも分からなくはありません。

    しかし、乳歯には乳歯の大きな役割があるのです。

    まず、乳歯がすべて生えそろい、かみ合わせが安定するのは約3歳頃になります。この時の乳歯のかみ合わせによって、顎が正しく成長するかどうかが決まります。

    もし、乳歯がむし歯になってかみ合わせに問題が生じた場合どうなるでしょう?子どもに限らずヒトには噛みやすい方で噛む癖があるため片噛みになってしまいます。そうなるとあごが噛み癖のある方に動いてしまい左右前後で顎の成長量にずれが生じてしまいます。

    また、乳歯を抜いてしまうと、奥の方の歯が手前に倒れこんでしまい、歯並びや噛み合わせも乱れてしまいます。

    綺麗な永久歯の歯並びを獲得するためには、きれいな乳歯の歯並びが必要不可欠なのです。

    また、乳歯の虫歯が多いと、永久歯も虫歯のリスクが高くなってしまい永久歯においても削って、詰めての治療が繰り返されます。

    めざせ乳歯で虫歯0!永久歯も虫歯0!!

     

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    2019.12.05

    治療後のメンテナンス

    こんにちは、院長の助廣です。

    皆さまの中には歯科治療は期間がかかると思っている方もいるかと思います。例えば、虫歯が深く、歯の神経の治療が必要になったとき、虫歯を取って、消毒をして、型採りをして、かぶせ物を入れてという流れの中で1本の歯に対して1~2か月かかることがあります。

    そうやってやっと終わった治療。このまま終わりでいいのでしょうか?

    実は治療が終わったときの状態を100%とすると、お口の中の状態は日に日にまた治療前の状態に戻ろうとします。

    そのため、治療前の状態に戻らないように定期的にクリーニング等のメンテナンスを行い100%の状態を維持していく必要があります。

    メンテナンスが習慣化してくると、お口の中は安定化して、悪化していくスピードがだんだんと緩やかになります。

    メンテナンスは虫歯がなかったからOKではなく、必要なお手入れをしていくことで歯の健康寿命が延びていきます。

     

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    2019.12.04

    子どものフッ素

    こんにちは、院長の助廣です。

    歯が生えてきたら、虫歯、歯周病、歯並びの予防サイクルにうまく入ることが健康な永久歯列を獲得する近道です。

    では、家庭でできることは何かないか?と考えたときには、その一つにフッ素の使用があげられます。

    フッ素は歯磨き粉にも使用されています。歯に対するフッ素の効果として、歯の不安定な結晶構造を安定化させる、つまりより強固な状態(虫歯になりにくい構造)にする働きがあります。

    フッ素は歯磨き粉の他に、スプレータイプのフッ素、ジェルタイプ、うがい薬など様々な形態があります。

    基本的には、うがいができない年齢であればジェルタイプなどを使用し、うがいができるようになったらうがい薬のタイプを使用することをお勧めします。

    ジェルタイプの方がフッ素濃度はやや高めですが、弱点として歯と歯の間まで浸透しにくいことがあげられます。

    反対に、うがい薬の場合は、低濃度でもブクブクすることで、歯と歯の間までフッ素が浸透するメリットがあります。

    年齢に応じたフッ素の使用が大切になります、分からないことがありましたらご相談ください。

     

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    2019.12.04

    6歳臼歯の予防

    こんにちは、院長の助廣です。

    皆さま、6歳臼歯って聞いたことがありますか?6歳臼歯は一番後方の乳歯のさらに後ろから生えてくる永久歯で、6歳前後で生えてきます。

    6歳臼歯が生えてくるときには、歯茎を突き破りながら生えてくるので、その際に歯茎が腫れやすく痛みを伴う場合があります。

    また生えたばかりの永久歯は、表面が未成熟で虫歯になりやすい状態です。生え始めの頃からしっかりと歯ブラシを当てて磨き残しがたまらないようにしていくことが非常に重要になります。

    6歳臼歯をむし歯から守るには、家庭でのケアと、フッ素による歯の強化、そしてシーラント呼ばれる奥歯に対する虫歯予防処置が大変重要になります。

    早めの予防と適切な処置が永久歯虫歯0への第一歩です!

     

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    2019.12.04

    定期健診は何歳から?

    こんにちは、院長の助廣です。

    時々、子どもの定期健診はいつからがいいですか?とご質問を頂きます。定期健診は歯が生える生後約6か月頃からが開始時期です。

    ちょうどこの時期になると離乳食が始まり、赤ちゃんもお口に何かを入れることに興味を持ち始めます。

    そのため、今まで以上にお口の中にいろいろな物が入る機会が増え、虫歯菌が侵入してくる可能性が高くなります。

    この時期は、生えてきた歯に問題がないかどうか、これから虫歯を作らないためにどうアプローチをしていけばよいのか、正しい知識を取り入れ実践していくことが重要になります。

    それと、少しずつ歯科受診に慣れてもらうための第一歩という意味で、6か月での検診は非常に重要な意味を持ちます。

    3~4か月に一回の検診で、お口の状態の確認、家庭でのケアの確認、定期的なフッ素塗布を行い、3歳までに習慣化することで虫歯のない永久歯列を作ることができます。

    大切なお子様へ、虫歯がない永久歯を作ることはきっと素敵な贈り物になるはずです!

     

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    院長 助廣 都祈

     

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    2019.12.04

    虫歯の進行と症状

    こんにちは、院長の助廣です。

    今回は、虫歯の進行とその症状についてです。まず、虫歯の進行についてお話をする前に歯の構造についてです。

    歯は表面から、エナメル質、象牙質、そして中心部に歯髄と呼ばれる神経・血管組織があります。

    最表層のエナメル質は非常に硬く、歯への刺激を遮断する役割も持ちます。そのため、エナメル質が侵され、その下の象牙質まで虫歯が及ぶと「しみる」「痛い」などの症状が出やすくなります。

    なので、症状が出ているときにはある程度虫歯が進行してしまっているため、歯を削る量が多くなってしまったり、歯の神経を取る必要が出てきます。

    虫歯の治療は症状が出る前の初期の状態で治療を開始するのがベストです。

    虫歯の検査としては、従来のレントゲン撮影とダイアグノメントと呼ばれる光を当てることで虫歯の進行状況を数値化して確認する機器もあります。

    気になる方は、まずは検診から始め精密検査をすることをお勧めします。

     

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    2019.12.03

    歯周病治療の流れ

    こんにちは、院長の助廣です。

    今回は、歯周病治療の流れについてです。まず、歯周病治療では

    • 歯石除去
    • 炎症性歯肉の除去
    • ブラッシングの改善
    • 生活習慣の改善
    • 糖尿病治療との連携

    が重要になります。

    これらのことを行っていく前に、現在のお口の中の状態を検査し、どこまで、どのような治療が必要か、治療計画を立てます。

    歯周病治療は、その症状により治療期間と回数が異なり、最短で1週間(2回の通院)、長いときには半年~1年程度期間が必要になる場合があります。

    歯周病治療の特徴として、歯周病が無症状に進行していくこと、歯石除去も重要ですが家庭でのブラッシングや禁煙などの患者さん本人の頑張りが必要になります。

    そのため、歯石除去と並行してブラッシングの確認をしながら治療を進めていきます。

    中等度以上の歯周病の場合には、状態により歯周外科処置が必要になるケースがあります。歯周外科処置では炎症性物質の除去だけでなく、骨の再生療法を併用する場合があります。

    歯周病がサイレントキラーと呼ばれるのは、無自覚のうちに症状が重くなっているからです。早めの検診と予防をお勧めします!

     

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    2019.12.03

    歯周病、むし歯の治療の流れ

    こんにちは、院長の助廣です。

    今回は、歯周病治療と他の治療との関連性についてお話をしていきます。

    まず、歯周病とは歯茎や歯を支えている歯の周りの歯周組織(特に歯槽骨)に起こる疾患です。歯周病に罹患している患者さんの多くが歯肉炎という歯茎が腫れている状態を併発しています。

    そのため、歯石を除去し歯茎の炎症が落ち着いてくると歯茎がだんだんと引き締まり治療前の状態に比較して歯茎が下がったと感じる方もいるかと思います。

    この治療後の歯茎が引き締まるということは非常に重要で、歯周病治療前にかぶせ物の治療を行ったり、歯茎の際の部分の虫歯の治療をすると、歯周病の治療後に見た目がおかしくなってしまったり、形態不良で磨き残しが出やすくなったりすることがあります。

    また、インプラント治療を考えられている方も同じです。インプラントは外科処置が必要で、先に歯周病治療を行っておくことで感染リスクを下げられるメリットがあります。

    また、歯周病治療に伴い、抜歯が必要な歯がある場合は、状況にもよりますが、早めの抜歯が必要です。

    なぜなら、抜かないといけない歯は感染源の温床となっており、無理に残しておくことで歯周病治療が思うように進まなかったりする原因になるためです。

    例外もありますが、通常、抜歯→歯周病治療→虫歯・かぶせ物・インプラント治療の順番で進めていくことを推奨します。

     

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