2021.04.07
すっぱいものを食べた後
黒酢やグレープフルーツなどすっぱいものを飲食した後、
歯の表面が酸で一時的に柔らかくなります。
この状態での歯みがきを毎日していると、やがて歯が摩耗症になり
知覚過敏などの原因になってしまいます。
歯へのダメージを避けるには、酸性度の高い物を摂った後は30分ほど置いて
唾液が酸を中和するのを待ってから歯みがきしましょう。
一緒に他の食品も食べて、お口の中を強い酸性度にしないという方法もあります。
ちなみに、高い酸性度の食品を摂っていないなら
食後すぐに歯みがきをしても問題ありません。
2021.04.06
歯みがき後のうがいについて
唾液による歯の修復作用を促し、歯を強くしてくれるフッ素。
1450ppmのものなど、フッ素濃度が高い歯磨き剤ほど
その効果を発揮するのですが、そのためには
「お口の中にフッ素が長時間留まる」必要があります。
歯みがきをした後、歯みがき剤の味が残るのが嫌で何度もすすぐ人がいますが
それだと効果が激減してしまいます。
歯みがき後のすすぎは、「少量の水で一回だけ」が理想です。
フッ素の効果を最大限生かして、むし歯になりにくい強い歯を作りましょう!!
2021.04.05
コロナウイルス感染症と喫煙
新型コロナウイルス感染症に感染した場合、
非喫煙者に比べた喫煙者の重症化リスクは1.98倍。
約2倍の数値になっています。
死亡リスクも1.79倍と高めです。
タバコを吸っていると肺が弱って肺の病気が重症化するというのは
今までずっと言われていたことです。
そもそも、タバコの煙に含まれる有害物質は
口からのどや気管を通って肺にいきます。
有害物質が通った場所は傷つき、からだの防御力が弱くなるので
喫煙者の方、一日に吸う本数が多い人ほど
新型コロナウイルスも重症化のリスクが上がると推測されます。
しかし、以前タバコを吸っていて最近になって禁煙をした場合、
ニコチンなどによる免疫系への悪影響がなくなり
1週間以内に免疫系の機能回復が見込めます。
減煙ではあまり意味はありませんが、禁煙なら今までタバコを吸っていた方でも
リスクを下げることは充分に可能です。
新型コロナウイルスが流行っているいまこそ
「タバコのやめどき」なのかもしれないですね!!!
2021.03.30
歯ブラシの交換時期
お口のケアに熱心な方でも意外と見落としがちなのが
「歯ブラシの交換時期」です。
2~3か月、または半年変えていないというかたもいらっしゃいます。
歯ブラシは使っているうちに毛にこしがなくなり、
毛先がひらいたり、くるっと曲がってしまいます。
そうすると、歯周ポケットのなかなど磨きたいところに
ブラシがうまく届きません。
歯ブラシの交換時期の目安は一か月といわれています。
そんなに頻繁に変えるのはもったいないと思うかもしれませんが、
そのまま使い続けても頑張りの効果がでない
「もったいないオーラルケア」になってしまいますよ!!
2021.03.29
お口ポカンは危険信号?
お子様がテレビを見ているとき、遊んでいるとき、
お口がポカンと開いてるのが気になったことはありませんか?
お口で呼吸をしているとウイルスに感染しやすくなったり、歯並びが悪くなったり、
集中力が低下したりと、実は様々な悪影響を及ぼします。
きちんとお口を閉じて鼻呼吸することで、
歯並びが悪くなる原因を予防でき、集中力が上がったり
ウイルスに感染しにくい強い体をつくることができます。
2021.03.23
うがい薬の感染予防対策
ごく一般的に売られていて、信頼性の高いうがい薬が「リステリン」です。
当院でも処置前のうがいの際、患者様に使用していただいております。
歯科は、むし歯を削る器械や、超音波スケーラーなどによる
エアロゾルが発生しやすい医療現場です。
そこで私たちは、「無症状の患者様が来院する可能性がゼロではない」ことを念頭に、
患者様全員にリステリンによるガラガラうがいを、診療前にしていただくよう声掛けをしています。
必要な治療を安心して受けて頂ける環境を守るために、
ガラガラうがいにこれからもご協力お願いします!
2021.03.18
生えたての歯を守るために
小学校高学年ごろに生えてくる12歳臼歯は、
6歳臼歯と同じようにとてもむし歯になりやすい歯です。
理由として、生えたての歯はまだまだ歯質が未成熟なのと、
奥歯なので生えていることに気づきにくかったり、磨きにくかったりと様々です。
12歳臼歯をむし歯にさせないためには、まず「生え始めを察知する」ことが重要です。
しかし親御さんがしっかり観察したりお子さん本人が意識するのは
なかなか難しいので、定期健診を継続するのが確実だと言えます。
それに加えてお家でのフッ素洗口、フッ素塗布を行うことで
12歳臼歯をむし歯から守っていきましょう!!
2021.03.17
不潔な入れ歯は誤嚥性肺炎のリスク
「入れ歯のお掃除を毎日していないと肺炎のリスクが高まる」
この理由はみなさんも想像できるでしょう。
お口の中の細菌が肺に入って「誤嚥性肺炎」が起きたからと考えられます。
高齢者の死因で上位に入る「誤嚥性肺炎」
しかし、入れ歯を使用している方でも毎日毎食後きちんと
入れ歯を外してお掃除できている方はまだまだ少ないのが現状です。
入れ歯にも、歯と同じように細菌のかたまり(プラーク)はつきます。
誤嚥性肺炎は特に75歳以上の方に多く、
免疫力の低下も影響していると考えられます。
その危険性を減らすには唾液中の細菌を減らすことが大切!
となると、毎日の入れ歯のケアが欠かせません。
入れ歯を使われている方はぜひ毎日お掃除を!
2021.03.15
過度な歯みがきしていませんか?
真面目な方ほど陥りやすいのが、ゴシゴシ磨きの「磨きすぎ」です。
一生懸命フロスや歯間ブラシを使うあまり、
歯茎や歯を傷つけている方がいらっしゃいます。
普通の歯ブラシだけでも、硬いブラシを使い続けると同じように
お口の中にダメージを受けることになります。
毎日の歯ブラシは、効率よくできて負担感がなく、
安全に続けられることが最も重要だと思います。
私たち歯科衛生士がセルフケア方法をお教えし、
ご自分ではお掃除が難しい歯周ポケットの中などは
プロフェッショナルケアでしっかりきれいにしますので、
お口の健康を守るため、歯科に定期的においでください。
2021.03.09
酸蝕症で歯はどうなる?
飲食物の酸などにより歯が溶ける現象を
「酸蝕症」といいます。
スポーツドリンクや酢、炭酸飲料やワインなど
酸性度の高い飲食物を長期間摂取しているかたに見られます。
酸蝕症も脱灰の一種ですが、細菌による溶け方とは違って、
内部から溶けるのではなく、表面からそのまま溶けていきます。
お口の中は常に脱灰と再石灰化を繰り返しているので、
脱灰した状態が長く続かないように、間食回数を減らしたり、
ダラダラ食い、酸性度の高い飲食物は控えるなど
日々の食生活の中で注意できることは意識して
行っていきましょう。
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