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2020.01.19
タバコと歯周病
タバコは歯周病の進行を速めます。
ある調査では、30代の喫煙者と40代の非喫煙者の中等度以上の歯周病罹患率が同じだったとあります。40代の喫煙者と50代の非喫煙者、50代の喫煙者と60代の非喫煙者でも
同様の結果だったそうです。
つまり、タバコを吸っている人は吸わない人よりも10年早く歯周病が進行してしまうといえます。
歯周病予防・治療の第一歩は禁煙から始めることがとても重要ですね。
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2020.01.17
セルフケアの大切さ
歯周病は歯を失う怖い病気というイメージが強いかと思います。テレビCM等であるように短期間の間に歯がグラグラしてきたり、抜けてしまうことはほとんどありません。
統計的には歯周病になりにくい人が1割、進行しやすい方が1割、残りの8割の方はゆっくり進行します。
歯周病を予防するには、セルフケアに加えて、歯周病の早期発見が大切です。
早く異常を発見することで、その分早く手を打つことができるからです。そのためには定期的に歯科受診をすることが大切です。
もし歯周病になっていて治療を受けたなら治療が終わった時が歯を守る新たなスタートになります。
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2020.01.16
親知らず
親知らずが斜めに埋まっている方も多いかと思います。物が詰まりやすく早く抜きたいと思われている方、症状はないけどそのままでいいのか悩まれている方もいるかと思います。
抜歯が必要かについては様々な状態を考慮して判断します。
もし今までに腫れたり、痛みが出たなど実際に何らかの症状があった方については、再発の可能性があるため抜歯をお勧めします。
今までに症状がなかった方の場合、全体的な虫歯のリスクや歯周病のリスクを考慮して、残しておくことで他の歯へ悪影響を及ぼす可能性がある場合には予防的に抜歯を行うことがあります。
ただし、抜歯をすることで、神経症状等のリスクがある場合があるため、気になる方は一度しっかりと診断をしてもらった後で判断されるといいですね。
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2019.12.21
フッ素洗口
フッ素洗口は歯にフッ素を取り込むのに最も有用な方法の一つです。その洗口の頻度により、毎日法と1週間法の二つがあります。
毎日法と1週間法の違いとしては、使用するフッ素の濃度が異なることです。どちらも誤って飲み込んでしまっても健康には害のない濃度なので安心して使用できます。
フッ素洗口液は無味ですが、若干のフッ素のにおいがあります。
フッ素洗口溶液は一度作ると数週間使用できるので、家庭でできるコストパフォーマンスの高いむし歯予防対策といえます。
フッ素洗口剤は、うがいをすることで歯と歯の間までフッ素が浸透するため、ジェルタイプのものと比較して効果も高くお勧めです。
保育園や学校によってはこのフッ素洗口を取り入れているところもあるのでその際には家庭での使用は必要ありません。
フッ素洗口剤です
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2019.12.19
小児期の歯ぎしり
夜寝ているときに、お子様が歯ぎしりをしているなんてことありませんか?
歯ぎしりが起こると前歯がすり減り平らになっていることは時々見られます。
歯ぎしりのメカニズムはまだすべてが解明されているわけではありませんが、一説にはストレスなどが原因ともいわれています。
成人の歯ぎしりの場合、歯の根元がかけて知覚過敏になったり、重症の場合、歯が折れて抜かないといけないということもあります。
小児期の歯ぎしりは、まだ筋肉が未発達ということもあり、成人に比較して影響が少ないことがほとんどです。
小児期の歯ぎしりはおよそ中学生までの間に自然に消失するため、特に症状がひどい場合を除いてはそのまま経過を診ていくのが一般的です。
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2019.12.18
虫歯治療が終わった後が重要
こんにちは、院長の助廣です。
検診で虫歯が見つかると急いで治療をしなければと心配になりますね。
そのため、虫歯の治療が終わると一安心してしまいます。
しかし、虫歯の治療が終わった歯は、詰め物、かぶせ物のふちの部分が時間の経過とともに隙間ができたり、すり減ったりします。そのため、治療個所は虫歯の好発部位といえます。
治療したところは、虫歯になりやすく、治療後のメンテナンスが非常に重要です。
定期健診では、虫歯の有無の他にこのような治療後の状態の確認をします。
虫歯でなくても、虫歯になる前に治療が必要なところは治療を行うことで虫歯予防に繋げることができます。
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2019.12.17
予防矯正
こんにちは、院長の助廣です。
皆さまは予防矯正という言葉を聞いたことがありますか?従来の矯正治療は歯並びが悪くなってから行うのに対して、予防矯正では、歯並びが乱れることを事前に予測して、歯並びが悪くならないように「予防」する矯正治療です。
乳歯の段階から、下の前歯がびっちり並んでいる場合、後から生えてくる大人の歯が入る隙間がなくなってしまいます。
そうなると、大人の歯は隙間を探しながら生えてくるため、斜めに生えたり、曲がって生えてきたりするため、ガタガタになってしまいます。
前歯の生えかわる6~8歳頃がベストな開始時期です。
気になる方はご相談ください。
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2019.12.16
ダイアグノデント
こんにちは、院長の助廣です。
歯科検診では主に、お口の中を目で見る視診とレントゲン検査を行います。視診とレントゲン検査では健全歯、虫歯など診ることができますが、数値化して今どのくらいの状態なのかまでは判断が難しいことがあります。
そこで、検診時にダイアグノデントという機器を用いることで、虫歯になりかけている状態、初期虫歯、治療が必要な虫歯を数値化することができます。
レントゲンが難しい小さなお子様でも検査が可能なのも大きなメリットです。
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2019.12.15
受診は楽しく
こんにちは、院長の助廣です。
今回は、子どもの診療で私たちが普段気を付けていることについてお話をします。
来院されるお子様の年齢は様々で、まず年齢・月齢によって上手にできるできないが大きく左右されることがあります。
また、これまでに歯科受診経験があるかどうかも大事なポイントになります。
歯科受診が初めてのお子様はまずは、慣れるところから入ります。大事なことは、無理やりしないことです。
3歳未満だと、まだ記憶の形成が途上の段階なので、泣いたりしたことは記憶に残ることはあまりありません。逆に3歳以上になると、泣いた記憶が残ってしまうので、何が嫌なのか、何だったら大丈夫なのかを見極めながら進めていきます。
そして、大事なのは「できたこと」をほめて、できないことはしないことです。この「できた」が積み重なっていくことで、子どもは少しずつ自身がついていきます。
お子様が少しでもリラックスをして治療が受けられるように、診療時には笑気鎮静法を使用し、天井のモニターをみながら楽しく治療を受けてもらえれば幸いです。
ここで、ご両親にお願いですが、「歯科」=「怖い」ということをお家でお子様に話されると、子どもが受診前から警戒をしたり、毎回の来院が億劫なものになってしまいます。
ご家庭ではぜひ、脅し文句として「歯科」を用いるのではなく、おいしく・不自由なく食べれる幸せ、歯の大切さを教えていただけると、きっとお子様にも伝わることでしょう。
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2019.12.13
歯の着色
こんにちは、院長の助廣です。
お子様の前歯の着色・変色が気になったことはありませんか?
考えられる原因はいくつかあります。
歯の表面が茶色になっている場合には、麦茶などの色素がついている場合と、口呼吸により表面が乾燥して色がついているケースがあげられます。
どちらの場合も専用の歯磨き粉とブラシを用いて歯科医院で色を綺麗にすることができます。もし、まだ小さくて着色とりが難しい年齢の場合でも、安心してください。着色が原因で虫歯になることはありませんので上手にできるようになってからでも大丈夫です。
次に、歯の表面が一部分白くなっている場合は要注意です。白濁といって歯の表面が虫歯になりやすい状態になっています。
これは、歯の結晶構造が不安定になっているのが原因です。
まだ、虫歯になっている状態ではないので、フッ素入り歯磨き粉の使用や、適切なケアをすることで再石灰化といいまたもとに戻る可能性があります。
白濁する要因の一つにも口呼吸がありますので、口呼吸をさせない、歯を乾燥から守ることが重要になります。
ご不明な点がありましたら、スタッフまでご相談ください。
熊本市東区長嶺南1‐6‐5
すけひろ歯科・kidsデンタルクリニック
院長 助廣 都祈
予防歯科
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