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2021.02.16
歯の神経治療って?①
むし歯の進行により露わになった神経は、いわゆる「感染状態」です。
細菌を取り除くには、「感染部分」を除去しなければなりません。
神経治療は炎症の大きさにもよりますが、ほとんどの場合何回か来院していただき
繰り返し洗浄と消毒を行っていきます。
来院のペースが開いてしまうと、仮詰めが劣化したり、細菌がまた根管の中に入ったりと、
今までの治療が台無しになってしまいます。
次の受診(たいてい1週間後)には、必ずご来院ください。
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2021.02.12
歯の痛みは神経のヘルプサイン
むし歯が進行して神経の部屋まで達した場合、強い痛みが発生します。
そして神経が完全に死んでしまうと痛みはなくなります。
痛みがなくなったからといってそのままにしていると、今度は歯の根っこ
の方で炎症が起きて、違う痛みに悩まされることになります。
むし歯のこれ以上の悪化を防ぎ、痛みをなくすには、根管(神経が集まっている管)のなかから
細菌を取り除かなくてはなりません。
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2021.01.25
親知らず’’抜歯から治癒まで’’
親知らずを抜いた後、痛みや腫れが起こるのは、悪さをする親知らずが骨の中に
埋まったままのことが多いからです。
傾いて埋まっていたり、完全に埋まったままの親知らずの抜歯を行う場合、
まず歯茎を切り、骨を削って頭を出さなければなりません。
抜歯というより「小手術を受ける」という言い方の方が実際の処置に近いです。
抜歯をして穴が開いたような状態になっているところも、
翌日には血餅(ゼリー状)でふさがり、2週間くらいで少しずつ新しい骨がでてきます。
3か月も経つと、まだ軟らかい状態ですが増えた骨で完全に穴がふさがります。
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2021.01.20
唾液の機能
唾液の仕事は
①おくちを清潔に保つ ②歯を補修する
③お口の粘膜を守る ④「食べる」を助ける
⑤細菌・ウイルスから体を守る
等があります!
意外といろいろな役割を担っていますよね。
唾液の減少を防ぐには、唾液腺のマッサージ、食生活の改善、
咀嚼回数を増やすなどがありますが、一番手頃なのはガムを噛むことです。
糖分の多いガムはおススメできませんが、フッ素が多く含まれるものなど、
どうせ摂取するなら歯に良いものがいいですよね!
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2021.01.12
むし歯進行抑制剤”サホライド”①
サホライドというお薬をご存じですか?
むし歯になっている歯に塗布するもので、効果、効能には以下のものがあります。
●初期むし歯の進行抑制
●二次虫歯の抑制
●象牙質知覚過敏症抑制
そもそもサホライドは製品名で、含まれる成分名は「フッ化ジアンミン銀」といいます。
「フッ化」の名のとうり、むし歯予防に有効なフッ素が入っています。
サホライドに含まれているフッ素濃度は、歯科医院で扱っているフッ素塗布剤(9000PPM)を
はるかにしのぐ濃度です。
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2021.01.12
インプラントと天然歯の違い
インプラントと天然歯の違いは、
「歯茎の繊維のバリアがない」ことです。
天然歯では、歯茎の内部に繊維が伸びていて、歯と密接に絡みついています。
これは、歯と歯茎の付着を強化するほか、体内への細菌の侵入を防ぐバリアの役目も担います。
歯を失うと、この繊維の多くも一緒に失われます。
だから、インプラント周りの歯茎は細菌に弱く、”歯周病”になりやすいのです。
天然歯に起こる歯周病と、インプラントに起こる歯周病。
どちらも犯人はプラーク(細菌の塊)なのは変わりありません。
歯科医院でメインテナンスに定期的に来ることはもちろん、
セルフケアのレベルアップも重要になります。
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2021.01.08
子どものころからフッ素を身近に
むし歯予防に欠かせないものと言ったらフッ素ですね!
方法は洗口剤、塗布剤、歯磨剤など、歯への取り込み方は色々あります。
「予防歯科の先進国」といわれているスウェーデンの歯科医療者向けのガイドラインでは、むし歯予防にはフッ素が「最高レベル」で推奨されています。
スウェーデンの歯科では「歯が生えたらすぐに」フッ素入り歯磨き粉の使用を勧めます。そして、歯みがきの後は水ですすがないようにお伝えしています。フッ素が水に流れてしまうと、予防効果が減ってしまうからです。むし歯になりやすいお子様には、追加でフッ素入りの洗口液の使用をお勧めします。また、むし歯になりやすい成人に方には5000PPMという高いフッ素濃度の歯磨き剤の使用をお勧めします。
ところでフッ素といえば、健康への影響を心配される方もいらっしゃいますよね。スウェーデンでもそれは例外ではなく、最近はSNSで「子どもの発達障害をまねく」「骨の病気をまねく」といった誤った情報が拡散されていました。そんな情報を見て不安になる患者様もいっらっしゃると思いますが、私たち医療従事者は丁寧に説明して、懸念を取り除くようにしています。
フッ素は70年以上もむし歯予防に使用されており、たくさん研究もされ十分に根拠があります。もちろんフッ素は薬なので過剰摂取はよくありません。ですが「過剰」というのは、歯磨き剤を一本食べてしまった、洗口剤をぐびぐび飲んでしまった、というような極端なケースのこと。スウェーデンでも日本でも、通常どうりの生活をおくり、普通にフッ素をしようしているのならまず問題ないといえるでしょう。
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2020.09.23
「食べる」機能を診る~②むし歯の多発は危険です!~
むし歯を放置していると、歯がだんだん欠けてきて、歯の形が維持できなくなってきます。そうなると、歯は「噛む」機能を失ってしまいます。
前歯がむし歯でなくなってしまった場合、前歯の持つ「噛み切る」能力が失われてしまいます。奥歯がむし歯でなくなってしまうと、噛んで「すりつぶす」機能が失われます。
噛み切ったり、奥歯でよく噛むことができなくなってしまうと、だんだんと食が細くなってしまいます。
むし歯は、仕上げ磨きなど「歯みがき習慣」の他に、間食等の「食事習慣」が大きく影響してきます。
最近歯の色が気になる、欠けてきた気がするなどの変化に気づくことや、定期受診にて管理していくことが非常に大事になります。
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2020.09.19
「食べる」機能を診る
乳歯が生えそろう3歳頃から、食べる機能の発達の他、歯並びやかみ合わせも「食べること」に影響してきます。
- 前歯がかみ合わない
- むし歯が多い
- 舌小帯が短い、舌が動きにくい
- お口がポカンと開いている
このような問題があると「食べること」が苦手になりやすいので注意が必要です。
①前歯がかみ合わない
指しゃぶりがなかなかやめられない。このような状態が続くと顎の発達や前歯の傾きに影響を与え前歯がかみ合わない、いわゆる開咬という状態になります。
指しゃぶりは生後2か月ぐらいから始まり、授乳期、離乳期後期には手や口の発達に重要な役割を果たします。但し、それが長引いて4歳を過ぎても続くと、顎の成長・歯並びに影響が出てくるため、3才後半になったらやめるように積極的に促すようにしましょう。
自発的にやめることが重要なので、必ず言い聞かせることから始めることが大切です。
次回は②むし歯と食べる機能についてお話していきます。
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2020.09.15
むし歯の進行抑制剤は塗って終わり!ではありません
むし歯の進行抑制剤は「銀」と「フッ素」の強い力により、むし歯の進行を抑制することを前回お話ししました。
ではそんなむし歯の進行抑制剤は塗って終わりでいいのでしょうか?
むし歯は食習慣や歯みがき習慣、フッ素の使用状況など多数の要因の影響を受けます。ですので、むし歯の進行用製剤を使用した後は予防の仕方を改善しなければなりません。そうでなければ、また塗った場所のむし歯が再発してしまったり、新たなむし歯ができてしまいます。
このむし歯の進行抑制剤の一つの特徴として、塗った個所が黒くなるというのがあります。
この黒くなるという特徴はマイナスばかりではなく、むし歯の個所を分かりやすくする、磨き残しが見えやすくなるといったメリットあります。
黒く変色した部分は、時間が経ってくると銀の作用により黒く光ってきます。これはむし歯の進行抑制剤が効果を発揮したことによるものです。
進行抑制剤が効いている間に、しっかりとした口腔ケア習慣を身に付け、上手にできる年齢に達したときにむし歯の治療ができるように準備をすることが理想的です。
むし歯について
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