小児歯科

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    2020.09.26

    「食べる」機能を診る~④お口ポカンの癖がある~

     

    歯や顎は、くちびる、舌、頬の筋肉から受ける力によって馬蹄形にバランスよく成長していきます。まだ骨格が柔軟な小学校低学年までの間に、お口の周りの筋肉を鍛えることで顎の成長と歯並びにいい影響が出ます。

    かみ合わせや、歯並びが乱れることで咀嚼がスムーズにいかずに食事がしにくくなることがあります。お口ポカンを見つけたら早めにお口を閉じる習慣を身に付けましょう!

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    2020.09.25

    「食べる」機能を診る~③舌が動きにくい~

     

    赤ちゃんの間は、体重の増加に問題がなければ舌の動きが悪くても舌小帯に対して特別な処置をする必要はありません。

    但し、学齢期が近くなっても、活舌や食事に影響が出ている場合には、からだの成長や学校生活にも影響が出てくるので、一度相談されることをおすすめします。

    舌の動きが改善されることで、活舌がよくなったり、奥歯に食塊を乗せられるようになり食事がとりやすくなります。

    前方に舌が出にくい、左右に動かしにくい、前に出したときに引っ張られてハート形になるといった場合は舌小帯が原因かもしれません。

     

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    2020.09.23

    「食べる」機能を診る~②むし歯の多発は危険です!~

    むし歯を放置していると、歯がだんだん欠けてきて、歯の形が維持できなくなってきます。そうなると、歯は「噛む」機能を失ってしまいます。

    前歯がむし歯でなくなってしまった場合、前歯の持つ「噛み切る」能力が失われてしまいます。奥歯がむし歯でなくなってしまうと、噛んで「すりつぶす」機能が失われます。

    噛み切ったり、奥歯でよく噛むことができなくなってしまうと、だんだんと食が細くなってしまいます。

    むし歯は、仕上げ磨きなど「歯みがき習慣」の他に、間食等の「食事習慣」が大きく影響してきます。

    最近歯の色が気になる、欠けてきた気がするなどの変化に気づくことや、定期受診にて管理していくことが非常に大事になります。

     

     

     

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    2020.09.19

    「食べる」機能を診る

    乳歯が生えそろう3歳頃から、食べる機能の発達の他、歯並びやかみ合わせも「食べること」に影響してきます。

    • 前歯がかみ合わない
    • むし歯が多い
    • 舌小帯が短い、舌が動きにくい
    • お口がポカンと開いている

    このような問題があると「食べること」が苦手になりやすいので注意が必要です。

     

    ①前歯がかみ合わない

    指しゃぶりがなかなかやめられない。このような状態が続くと顎の発達や前歯の傾きに影響を与え前歯がかみ合わない、いわゆる開咬という状態になります。

    指しゃぶりは生後2か月ぐらいから始まり、授乳期、離乳期後期には手や口の発達に重要な役割を果たします。但し、それが長引いて4歳を過ぎても続くと、顎の成長・歯並びに影響が出てくるため、3才後半になったらやめるように積極的に促すようにしましょう。

    自発的にやめることが重要なので、必ず言い聞かせることから始めることが大切です。

     

    次回は②むし歯と食べる機能についてお話していきます。

     

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    2020.09.15

    むし歯の進行抑制剤は塗って終わり!ではありません

    むし歯の進行抑制剤は「銀」と「フッ素」の強い力により、むし歯の進行を抑制することを前回お話ししました。

    ではそんなむし歯の進行抑制剤は塗って終わりでいいのでしょうか?

    むし歯は食習慣や歯みがき習慣、フッ素の使用状況など多数の要因の影響を受けます。ですので、むし歯の進行用製剤を使用した後は予防の仕方を改善しなければなりません。そうでなければ、また塗った場所のむし歯が再発してしまったり、新たなむし歯ができてしまいます。

    このむし歯の進行抑制剤の一つの特徴として、塗った個所が黒くなるというのがあります。

    この黒くなるという特徴はマイナスばかりではなく、むし歯の個所を分かりやすくする、磨き残しが見えやすくなるといったメリットあります。

    黒く変色した部分は、時間が経ってくると銀の作用により黒く光ってきます。これはむし歯の進行抑制剤が効果を発揮したことによるものです。

    進行抑制剤が効いている間に、しっかりとした口腔ケア習慣を身に付け、上手にできる年齢に達したときにむし歯の治療ができるように準備をすることが理想的です。

     

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    2020.09.14

    むし歯の進行抑制

    治療がまだ難しい年齢の場合、積極的な虫歯治療が困難な部位に対して用いられるのが「むし歯の進行抑制剤」です。

    成分はフッ化ジアンミン銀で、その主成分は「銀」と「フッ素」です。

    大きな特徴として、銀による殺菌抗菌作用、歯磨き粉や歯科でのフッ素塗布剤のフッ素濃度よりも高いフッ素濃度を有しており、細菌の繁殖抑制と歯の再石灰化(修復作用)に優れます。

    これが、むし歯の進行抑制効果が高い理由です。次回はむし歯進行抑制剤を用いた後の管理についてお話していきます。